どうも。前回の記事ではマナクリーチャーを中心に紹介しました。自分が普段使うデッキが黒緑中心なのでやや偏った内容になってしまいましたが。
補足ですが一応少数ですが白や赤にも土地やマナを伸ばす能力を持つクリーチャーは存在します。
白でいえば白蘭の騎士や雨ざらしの旅人、赤でいえばオークの木こりや発生器の召使い、ウラブラスクの僧侶あたりが該当します。
俺は黒も緑も使わねぇんだ、どうすんだよって方。今回はどの色でも使えるマナファクトを中心に紹介していきたいと思います。



基本的なことですがアーティファクトは無色です。故に色を選ばずにキャストすることができます。無色マナで加速するものが多いですが中にはしっかり色マナを供給してくれるものもあります。
尚、前回も言及していましたが中には魔力の墓所を筆頭に高額なものも存在します。便宜上、ここでも紹介しますがそれがなければデッキは組めないという意味ではありません。必要と思ったら、あるいは欲しくなったら手に入れるでいいと思います。
それでは見て行きましょう。


・無色マナ供給

魔力の墓所、魔力の櫃、太陽の指輪、厳かなモノリス、精神石、思考の器、玄武岩のモノリス、スランの発電機、面晶体の記録庫、永遠溢れの杯、パラジウムのマイア

EDHでも比較的見るものを中心に挙げてみました。パラジウムのマイアあたりは怪しいですがジェネラル自体が重いのであればとってもいいかなというくらいです。
生々しいですがお金の話になると魔力の墓所、厳かなモノリス以外は比較的に入手しやすいかと思います。魔力の櫃も再録で少し値段が落ち着いたようですし。あとは魔力の櫃や厳かなモノリスのように一旦、マナを出すとマナを払わないと起きないようなマナファクトを入れる際は一緒に通電式キーも入れておくと労せずそれらを起こすことができるのでオススメです。
玄武岩のモノリスはブライトハースの指輪とのコンボでも有名ですね。マナはかかりますが決まると無色無限マナを起点にコンボを開始できます。(歩行バリスタとかが簡単)



続いて色マナを生み出すマナファクトですが各種あるので順番に紹介していきます。



・色マナを出すマナファクト

モックス・ダイアモンド、金属モックス、ライオンの瞳のダイアモンド、金属モックス、オパールのモックス、モックス・アンバー、Jeweled Amulet、水蓮の花びら、友なる石、虹色のレンズ、連合の秘宝、ダークスティールの鋳塊、金粉の水蓮、各種印鑑、各種タリスマン、レイモスの~シリーズ、~色のダイアモンドシリーズ

こちらもEDHでよく見かけるものを中心に挙げてみました。0マナ域のものに関しては場に出したりマナを生み出すに際して条件があるものがほとんどです。序盤の展開に貢献してくれる反面、運用には工夫が必要なカードたちかと思います。どうしても早いターンにジェネラル、あるいはキャストしたいカードがある場合には採用を検討してもいいかもしれません。
友なる石や連合の秘宝、金粉の水蓮あたりは使いやすい部類ではないかと思います。友なる石は対戦相手の一人でも5色地形を場に出していればそれだけで好きな色マナが出せるようになります。金粉の水蓮もやや重いのがネックですが出た後は色マナ3つと安定して供給してくれます。これも通電式キーと組み合わせたり、彫り込み鋼でコピーしたりと悪さができます。ドミナリアで再録されて手に入りやすくなったのも嬉しいですね。
印鑑は各ギルドに対応した色マナを供給してくれます。2マナで出したあとは無色1マナで色マナを二つ出してくれるので2色で検討は勿論、3色以上のジェネラルであれば無条件で採用してもいいかもしれません。
タリスマンも軽い色マナ源としては有力な部類です。友好色しか存在しないのが惜しいところです。(土地といいなぜ対抗色は優遇されないのか…)
~色のダイアモンドシリーズは主に単色のジェネラルで活躍してるイメージです。序盤の動きとしても悪くないのではないでしょうか。
レイモスシリーズはタップだけではなく、自身を生け贄にした時も色マナを出してくれる変わった群です。色拘束の強いジェネラルのデッキで時々見かけます。



・土地を直接もってくるカード

探検の地図、旅人のガラクタ、真面目な身代わり、つややかな雄鹿、巡礼者の目

生け贄に捧げたり、場に出た時に土地をもってくるカードたちです。探検の地図は好きな土地カードをサーチできるのでこの中でも強力です。つややかな雄鹿や巡礼者の目はあまり見かけなくなりましたが、マナファクトよりは土地が好みという方はどうぞ。


・番外編

魔力の篭手、かごの中の太陽、超次元レンズ、前兆の時計、Candelabra of Tawnos

特殊なマナ増加カード。最初の3つは特定の色のマナを(単純に言うと)倍にするカード。こちらも単色で高マナ域の呪文を連打したいとか目的があるなら採用してもいいかもしれません。それぞれ自身のコストがそれなりに高いため他のマナ加速と併用しての運用が前提になるかもしれません。前兆の時計は自身がコントロールするアーティファクトを2つタップするとアーティファクトを1つアンタップするという変わった能力を持ってます。これ自身でもいいため3マナ出せるマナファクトからさらにマナを出したりという動きが定石な気がします。Candelabra of Tawnosは古の強力カード。Xマナ払ってこれを寝かせることでX枚の土地を起こすことができます。かつてはHigh Tideとの組み合わせで猛威を振るっていたようです。EDHでも同様に土地から出るマナを倍にするカードと組み合わせて膨大なマナを獲得することができます。ただCandelabra of Tawnos自体がかなり高額なカードなのでこれもお好み枠ですね。どうしても使いたいという人は一応、緑に同じ能力を持つ燭台の大魔術師というクリーチャーがいます。



いかがでしたでしょうか。強いマナファクトは高いというイメージがあった方もこれなら揃えられそうだなと思っていただけたら幸いです。
今回、なぜこのような記事を書いたかというと先日のEDHでのこと。たまたま自分が端数になってしまい、ゲームを観戦していた時のこと。普段あまりいらっしゃらない方のハンドを覗いていました。「まぁいけるでしょ。」その方は初手をキープ。しかし見る限り土地以外には加速はなく初動はジェネラルを見ても4ターン目といったところ。方や他の3人は自分がよく遊ぶ店の常連メンバー。マナ加速の重要性も熟知しているし、当然、それをキープ基準にしています。案の定、マナ加速を用いて展開していく相手に土地だけの展開ではどうしても差がついてしまう。その方はジェネラルキャストまではこぎつけたものの、その1,2ターン後にはゲームは終わってしまいました。(その後も土地引けず、ぐぬぬ…ってなってることが多かったかなってお節介ながらに思います)
上記みたいな場面に出くわしたため、自分のマナ加速に関する考え、知識を整理する意味も込めて今回の記事の執筆に至りました。別に自分はこの方に対して説教しようなんて思っていません。自由にデッキを組んだり遊んだりできるのもEDHのいいところだと思っているので。ただ勝つことができればもっと面白いかなぁと。単純に考えた時に「2ターン目に3マナのアクションができる。」この言葉だけ聞いてもちょっと強そうじゃないですか。
話が前後してしまいますが最近話題になった土地を供給できる特別措置みたいなルールの検討。ゲームに新しい発想や考察をしていくことは勿論いいことです。ただ個人的な見解だけ言うと、キープ基準、デッキ内のカードに応じた土地やマナファクトの調整はできているか。このあたりを思考していくのもプレーヤーのやることではないかなと思います。事故で土地がこない。それはMTGのようなカードゲームなら運の要素があるのも当然。ただそれが頻発するようならもう一度自分のデッキをいじってみようじゃないかと。そうやってデッキの構築を覚えていって楽しむ側面もあるんじゃないかなと。具体的に言うと重たいスペルがいっぱい入ってるならちゃんと唱えられるように見合った枚数の土地や加速は入れないといけないよと。そういった情報を拡散させる方が前向きじゃないかなとも思うわけです。(下手に得できるルールが追加されると絶対抜け道を見つけてルールに則った上で悪さする人も現れるだろうから)まぁ自分の想像力がないからうまい代替案が浮かばない言い訳みたいなものなんですが。
ちなみに自分の場合は黒緑でデッキを組む場合だいたい土地の枚数は30枚前後にすることが多いです。その代わりに緑1マナ域のエルフたちや0~1マナのマナファクトを取り入れているという構成です。思ったように展開できないなと思ったらその都度調整しているといった感じです。ただ置くだけになってしまう土地のスロットが展開できるカードに変わると序盤もスムーズに動くことができるのではないでしょうか。


いろいろと書きましたがつまりはEDHやってる人で土地がない、唱えたい呪文が唱えられなくてぐぬぬ…ってなることが少しでも減って楽しくゲームできればと思っています。
もしくは逆手にとって対策カードを積極的にとってみるのも面白いかもしれません。呪われたトーテム像や無のロッドといった能力を封じるカード。進歩の災いや汚損破、力ずくといったファクト破壊カードに需要があるのも納得ですよね。
EDHという構築に自由が利くフォーマット。存分に楽しみましょう。

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